リハビリテーション
当院では医師の指示の下、理学療法士・作業療法士が連携し患者様のリハビリテーションを実施しております。
スタッフ構成 |
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リハビリテーション 施設基準 |
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リハビリテーション室:施設の紹介
運動療法室
当院でのリハビリテーション室の特色は急性期を中心に早期離床・早期退院を目指すよう心がけています。
明るく元気なリハビリテーション室の雰囲気作りを心がけ、入院患者様は可能な限り、午前・午後2回リハビリテーションを実施しています。
又、外来通院の場合も保存療法を主に個々の患者様に適した運動療法を実施しています。
入院患者様のリハビリテーション
当院でのリハビリテーションとは?
患者様の状態に合わせて、日常生活を円滑に過ごせるように手術翌日から、患者様のベッドまで理学療法士・作業療法士が趣き、説明をしながらリハビリテーションを行います。
午前と午後の1日2回、毎日リハビリテーションを行いますので、何か気になっている事や質問などがあればご相談下さい。
当院でのリハビリテーションの流れ

当院で最も手術件数が多い股関節の人工関節の手術後のリハビリテーションを例にあげます。
手術前 | 検査 |
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手術当日
手術以降 | 病室 |
体調に合わせて
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リハビリ テーション室 |
退院に向けての準備
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手術後 5日目 |
退院 |
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外来患者様のリハビリテーション
外来では担当制で理学療法士が中心となり患者様のリハビリテーションを行っています。作業療法士も協力し術後の患者様を中心に関節可動域訓練、筋力増強訓練などにより疼痛の軽減や症状が改善できるよう取り組んでいます。
また、保存療法の患者様にはホームエクササイズ指導や物理療法も実施しています。
リハビリテーション室 受付時間
- 月~金
- 8:45~11:45・13:00~16:45
- ※土曜日、日曜日、祝日は休診日です。
- ※担当技師不在の日は、訓練内容変更になる場合があります。
人工股関節 リハビリパス
腰痛体操
頸部
高齢者
中高年
若年者
1.肩関節運動
- ①前で両手をつかんで腕を上に振り上げます。
- ②後ろで両手をつかんで腕を後ろに振り下ろします。
- ポイント …
- できるだけ真上まで上げ、できるだけ後ろへ振り下ろします。


2.肩甲骨の運動
- ①胸を張るように肩甲骨を寄せます。
- ②肩すくめの運動を行います。


- ③次の図の流れで腕をつかみ、つかまれた側の肩を腕ごとまわします。


3.頸部の運動
前後左右方向に、首の力と手の力で押し合いをします。
- ポイント …
- 同じ力で押し合い、首の関節が動かない様に行います。
手を前にあてた場合


手を後ろにあてた場合


手を左右にあてた場合


1.基本のおへそ引っ込め動作
仰向けの姿勢で行う場合
- ①仰向けになり両膝を立てます。息を吸いながらおへそを中心にお腹を膨らませます。
- ②息を吐きながらお腹を引っ込ませます。
- ポイント …
- 息を吸う動作に5秒、吐く動作に7秒かけて行います。
胸を広げて息を吸わない様に注意しましょう。


座った姿勢で行う場合
- ①椅子に座り背筋を伸ばします。息を吸いながらおへそを中心にお腹を膨らませます。
- ②息を吐きながらお腹を引っ込ませます。
- ポイント …
- 息を吸う動作に5秒、吐く動作に7秒かけて行います。
姿勢が前かがみにならない様に注意しましょう。


2.腹筋のトレーニング
頭をゆっくり持ち上げて、ゆっくり戻します。
- ポイント …
- 頭は肩甲骨が床から離れる所まで持ち上げます。


3.背筋のトレーニング
お尻を持ち上げて、ゆっくり下ろします。
- ポイント …
- 背中が反らないように意識しましょう。


3.立位で行う運動
- ①立位での足を外側に開く運動
真っ直ぐ立ち、身体を反らさないように足を外側に開きます。
- ポイント …
- 手すりや壁に掴まり、安定した体勢で行います。

- ②立位での足踏み運動
太ももをなるべく高く上げながら、その場で足踏みをします。
- ポイント …
- なるべく正しい姿勢で行います。

4.ストレッチ
- ①背中、太ももの裏を伸ばす
仰向けの姿勢で膝を抱え込み、ゆっくり胸にひきつけます。左右の片膝で太ももの裏・両膝で背中~太ももの裏にかけて伸ばします。


- ②脇腹を伸ばす
座った姿勢で背筋を伸ばし、片手を腰に添えて、もう一方は真っ直ぐ上に伸ばします。
腰に手を添えた側に体をゆっくり倒しながら脇腹を伸ばし、ゆっくり戻します。

- ③太ももの内側を伸ばす
仰向けの姿勢で両膝をそろえて立てます。両膝をゆっくり開き10秒とめます。


1.基本のおへそ引っ込め動作
仰向けの姿勢で行う場合
- ①仰向けになり両膝を立てます。深呼吸をしながらお腹を膨らませます。
- ②息を吐くときにお腹を引っ込ませます。
- ポイント …
- 息を吸う動作に5秒、吐く動作に7秒かけて行います。
胸を広げて息を吸わない様に注意しましょう。


膝立ちの姿勢で行う場合
- ①床に膝をついて立ち、背筋を伸ばします。深呼吸をしながらお腹を膨らませます。
- ②息を吐くときにお腹を引っ込ませます。
- ポイント …
- 息を吸う動作に5秒、吐く動作に7秒かけて行います。
姿勢が前かがみにならない様に注意しましょう。


四つんばいの姿勢で行う場合
- ①四つんばいになり、背中をまっすぐにします。深呼吸をしながらお腹を膨らませます。
- ②息を吐くときにお腹を引っ込ませます。
- ポイント …
- 息を吸う動作に5秒、吐く動作に7秒かけて行います。
背中はまっすぐに保ち、肩に力が入ったりあごが前に出ないように注意しましょう。


2.おへそ引っ込め動作を行いながらの運動(仰向けの姿勢)
- ①おへそ引っ込め動作を行いながらの腹筋
太ももに手を置き、膝の方にすべらせるように腹筋を行います。
- ポイント …
- 目線はおへそに向け、背中は少し上がるくらいまで持ち上げます。

- ②おへそ引っ込め動作を行いながらのお尻上げ運動
- ポイント …
- 背中が反らないように意識しましょう。

3.おへそ引っ込め動作を行いながらの運動(座った姿勢)
- ①おへそ引っ込め動作を行いながらの身体ストレッチ
座った姿勢から息を吐きながらおへそを引っ込ませて猫背になり、息を吸いながらお腹をふくらませて胸を張ります。
- ポイント …
- 手を頭の後ろに組んで肩甲骨を寄せます。
息を吐くときは背骨を丸め、息を吸うときは背骨を反らせるよう意識します。


- ②おへそ引っ込め動作を行いながらのバンザイ運動
座った姿勢から息を吐きながらおへそを引っ込ませて猫背になり、息を吸いながらお腹をふくらませて両手を大きくバンザイします。

4.立位で行う運動
- ①立位での足を外側に開く運動
手すりや壁に掴まり真っ直ぐ立ち、身体を反らさないように足を外側に開きます。
- ポイント …
- なるべく身体より斜め後ろに向けて足を開きます。

- ②立位での足踏み運動
太ももをなるべく高く上げながら、その場で足踏みをします。
- ポイント …
- なるべく正しい姿勢で行います。

5.ストレッチ
- ①背中、太ももの裏を伸ばす
息を吸いながら、両手で膝を抱え込むようにゆっくり胸に近づけてとめます。
- ポイント …
- 左右の片膝を抱え込んで各10秒、両膝を抱え込んで10秒保ちます。
左右の片膝で太ももの裏、両膝で背中~太ももの裏にかけて伸ばします。


- ②背中、お尻を伸ばす
仰向けの姿勢で両腕を真横に開き、両膝を立てます。膝をそろえてゆっくり倒し、ゆっくり戻します。
- ポイント …
- 膝を倒す動作に3秒、戻す動作に3秒かけて行います。
両腕が床から離れないようにしましょう。

- ③脇腹を伸ばす
座った姿勢で背筋を伸ばし、片手を腰に添えて、もう一方は真っ直ぐ上に伸ばします。
腰に手を添えた側に身体をゆっくり倒しながら脇腹を伸ばし、ゆっくり戻します。
- ポイント …
- 身体を倒す動作に3秒、戻す動作に3秒かけて行います。

- ④太ももの内側を伸ばす
仰向けの姿勢で両膝をそろえて立てます。両膝をゆっくり開き10秒とめます。


1.ストレッチ
- ①背中、太ももの裏を伸ばす
息を吸いながら、両手で膝を抱え込むようにゆっくり胸に近づけて止めます。
- ポイント …
- 左右の片膝を抱え込んで各10秒、両膝を抱え込んで10秒保ちます。
左右の片膝で太ももの裏、両膝で背中~太ももの裏にかけて伸ばします。


- ②背中、お尻を伸ばす
仰向けの姿勢で両腕を真横に開き、両膝を立てます。膝をそろえてゆっくり倒し、ゆっくり戻します。
- ポイント …
- 膝を倒す動作に3秒、戻す動作に3秒かけて行います。
両腕が床から離れないようにしましょう。

- ③脇腹を伸ばす
座った姿勢で背筋を伸ばし、片手を腰に添えて、もう一方は真っ直ぐ上に伸ばします。
腰に手を添えた側に身体をゆっくり倒しながら脇腹を伸ばし、ゆっくり戻します。
- ポイント …
- 身体を倒す動作に3秒、戻す動作に3秒かけて行います。

- ④太ももの内側を伸ばす
仰向けの姿勢で両膝をそろえて立てます。両膝をゆっくり開き10秒とめます。


2.ジャックナイフ・ストレッチ
- ①腕を膝の後ろで組み、しゃがみこむ様に、胸と太ももの前面をつけます。
- ②頭が上がらないように胸と太ももを合わせたまま、踵が床から離れないように膝を伸ばします。
- ③②の肢位を10秒ほど保ち、ゆっくりと戻りましょう。これを5セット行います。
- ※若年者はこのトレーニングでスポーツ時の怪我のリスクを減らすことができます。
- ※ダメな例


- ※良い例


3.もも上げクランチ
- ①仰向けの姿勢で両膝を90度に曲げて持ち上げます。
- ②肩頭を上げて両手をおへその高さで水平にして3秒保ち、ゆっくり両膝と両手をおろします。
- ポイント …
- ①②の動作を5回を目標に繰り返します。慣れてきたら、徐々に回数を増やしていきましょう。


4.ダブルニークランチ
- ①仰向けの姿勢で床に両肘をついて顎を引きます。足首・膝・股関節を90度になるように曲げて、両膝を持ち上げます。
- ②骨盤をしっかり床につけたまま両膝を体にゆっくり引き寄せ、腹筋に力を入れて固めます。
- ポイント …
- 引き寄せる動作に3秒、戻す動作に3秒かけて行います。
10回~15回を目標に繰り返しましょう。


5.サイドブリッジ~スイングサイドブリッジ
- ①横向きに寝た姿勢(側臥位)で床に肘をつきます。頭・背骨・脚にかけて一直線になるように持ち上げます。
- ②①の姿勢を保ちながら上側の脚を上げて止め、ゆっくり下ろします。
- ポイント …
- 左右5回を目安に繰り返します。


6.ツイスト
- ①脚を前後に開き膝を曲げ、両腕を床と水平に前へ突き出します。
- ②下半身は固定し、顔を前に向けたまま両腕をそろえて左右に振り、3秒保ちます。
- ポイント …
- 後側の膝は床から浮かせ、前側の膝はぐらつかせないようにしましょう。

