看護部
私達看護部は、我と汝の精神に基づいて患者様、ご家族に信頼される看護を提供出来るよう努力しています。
当院看護部について
看護部長挨拶
当院は88床の整形外科の急性期病院です。年間約1,700件の(2020年実績)手術を行っています。
私たち看護部は、我と汝の精神に基づいて患者様、ご家族に信頼される看護を提供出来るよう努めると共に、退院支援に力を入れ、入院前から退院後の生活・早期社会復帰を想定した患者様の支援ができるように努めております。人工股関節全置換術では軟部組織への侵襲を最小限にした前方進入法を行っており、術後5日退院、早期に日常・社会生活復帰を目指しております。その為、入院前から必要な支援の相談、安心して入院生活を送っていただけるように、診療・看護の標準化(クリティカルパス)を図っております。また、内科医師も常勤しており、内科疾患を抱える手術患者様のサポートも行っております。
働く看護スタッフへのワークライフバランスも重要視し、看護師一人ひとりがやりがいや充実感を持って働けるように、働きやすい職場環境、人生のイベントに応じた福利厚生、資格取得などのキャリアップ支援にも力を入れ、役割と達成感をもてる組織作りを目指しております。
患者様だけではなく、働く私たち看護師も生きがいを大切にできる病院づくりができるよう、日々努力しております。
看護部長 栗生 ひさみ
看護部の方針
- 患者様、ご家族から信頼される看護を提供できるように努める
- 危機管理に対する意識を高め、事故防止に努め、安全、安楽な看護を提供できるように努める
- 他部署との連携を密にし、より良いチームワークを図り、業務を円滑にする
看護単位
- 外来、3階病棟、4階病棟、手術室、入退院支援課
看護体制
- 急性期一般入院料1
- チームナーシング制
- 二交代制
看護部組織
部門紹介
外来
診察室7室
限られた時間の中で患者様の状態を把握し、安心して検査・診断・治療が受けられるよう多職種と連携を図りながら、専門性に応じた看護を提供できるように努めております。
また、入院される患者様においても、外来、病棟、入退院支援課や院内の他部署と情報を共有し、継続治療・継続看護を行っております。
外来師長
病棟
病棟
専門性の高い看護と患者様・ご家族の想いに寄り添った看護の提供を目指しています。手術・リハビリにより運動機能が改善し、退院後充実した社会生活が送れるよう、入院生活を支援させていただきます。
病棟師長
手術室
4室
手術室では、安心・安楽に手術を受けていただけるよう、術前には手術室スタッフが患者様を訪問し、手術室の様子を説明しております。手術当日は患者様を笑顔でお迎えし、不安や緊張を和らげるように心がけています。さらに、多種多様の手術に対応すべく、専門的な知識の向上に努め、患者様が安心できる手術看護を目指しております。
手術室師長
入退院支援課
教育体制
1. 教育理念
我と汝の精神のもと、患者さまの人権を尊重しつつ、患者さま本位の最善の看護サービスを提供できる看護師を育成する
2. 教育目的
我汝会さっぽろ病院および看護部の理念や方針を理解し、看護の専門職として常に学習し続け、主体的に看護実践能力を高められる人材を育成する
3. 目指す看護師像
- 患者さまのひとりひとりと誠実に向き合い、患者さまおよび家族と信頼関係が築ける看護師
- 患者さまの人権を尊重し、患者さま中心で、安全・安心な最善の看護を提供する看護師
- 個々が主体性をもって学術的姿勢で学び、専門性を高め、実践する看護に責任を持てる看護師
- チームの一員として、お互いを補完しあう看護師
4. 新入職者指導制度
プリセプター制度
5. 院内見学制度
継続看護や他職種との連携の重要性を理解し、チーム医療の推進を図るために、新入職者、希望者に院内留学制度を行っています。他部署の看護実践を学び、自部署の看護実践へ生かしていけるように支援をしています。
6. 看護研究
我汝会設立の精神に則り、看護の視点から科学的根拠を明らかにし、研究によって得られた知識や理論を看護実践に生かし、看護の質を高めるため、院内外の看護研究発表を行っています。
- 院外発表
- 北海道整形外科災害学会・日本股関節学会
「DAATHAにおける術後5日クリティカルパスの妥当性」 - 日本人工関節学会
「TKAにおけるドレーンの影響~両側TKA同一患者における比較~」 - 日本マネジメント学会
「整形外科病院のおける入退院支援の現状と今後の課題」
- 北海道整形外科災害学会・日本股関節学会
7. キャリアアップ支援
特定の専門あるいは看護分野で卓越した看護実践能力を有し、継続的に自己研鑽ができるようスタッフ支援をしています。期待される役割の中で特定分野における専門性を発揮し、やりがいをもって組織貢献を行い、看護の質向上に力を発揮しております。
- 資格取得者(2024年3月現在)
-
①認定看護師
日本看護協会認定 感染管理認定看護師 1名 -
②学会認定
日本医療機器学会認定 第2種滅菌技士 1名
北海道病院協会認定 医療安全管理者 看護部 5名
日本医療マネジメント学会認定 医療福祉連携士 1名
日本運動器看護学会認定 運動器看護師 2名
日本麻酔学会、日本手術看護学会認定 周術期管理チーム看護師 1名
日本骨粗鬆症学会 骨粗鬆症マネージャー 看護部 3名
日本看護協会 医療安全管理者 2名
日本離床学会 離床アドバイザー 1名
東京商工会議所 福祉住環境コーディネーター2級 1名
日本不整脈心電図学会 心電図検定3級 1名
日本麻酔科学会 術後疼痛管理研修終了 1名 -
③その他
一般財団法人 職業技能振興会 認知症ケア指導管理士(初級) 1名 -
④院内認定看護師
4名
委員会活動
1. 医療安全
患者様が、安心して安全な医療を受けられる環境を整えることを目的としています。そのため、医療安全に対する意識を高め、個人と組織の両面から事故を未然に防ぐとともに、発生した不具合が重大なアクシデントに結びつかない体制を整え、再発防止に努めることができるように活動しています。
2. 医療機器管理委員会
院内における医療機器の適切な管理、医療機器に関する知識の向上のため研修を行い、安全な医療を提供できるよう活動しています。
3. 感染制御チーム
院内感染の防止に努め、適切な感染対策を推進、周知徹底のための研修を行い、安全な医療を提供できるよう活動しています。
4. 骨粗鬆症リエゾンチーム
骨折を予防し骨折の連鎖を防ぐため、骨粗鬆症マネージャーが中心となって多職種と連携し、患者様が骨粗鬆症治療を安心して継続できるように活動を行っています。
5. 教育管理委員会
看護部の教育理念を達成することを目的に、教育業務について必要な事項を検討し、必要な教育体制の整備、継続教育を行っています。また、キャリアアップ支援、看護研究支援、院内認定看護師の整備を行っています。
6. 教育委員会
院内研修を行い、実践に必要な知識、技術の向上を図り、専門職としてのスキルアップを目指すための活動をしています。
7. クリティカルパス委員会
診療の標準化・効率化と質向上のため、疾患に応じた適切なクリティカルパスを作成、改定、運用を行っています。
8. 記録検討委員会
看護記録の充実と看護の質の向上を目指して看護記録に関する検討を行い、その体制の整備を図っています。
9. 認知症ケア委員会
認知症高齢者・せん妄患者様に対し、適切なケアを行える資源を整え、認知症・せん妄予防対策のケア向上に努めるための活動を行っています。
10. 褥瘡対策委員会
褥瘡・医療機器関連による皮膚トラブルの予防、早期発見に努め適切な褥瘡・皮膚管理により改善・治癒を目指し、その体制の整備・指導を図っています。
11. 業務改善委員会
安全な看護が提供できるよう、業務の改善、マニュアルの改訂、周知徹底を行う活動を行っています。
12. 看護必要度委員会
重症度、医療・看護必要度の適切な研修を受けた委員会メンバーによって構成され、重症度、医療・看護必要度の考え方、評価方法についての指導、支援を行っています。
13. 転倒対策委員会
院内の転倒・転落事例発生時の状況を情報収集やラウンドより、考えられる要因を分析し、必要に応じた再発防止対策を講じる役割を担う。また、転倒事例データから、傾向を把握し、未然防止策を実施することで、重大事故の発生を防止し転倒発生率の上昇を抑制する
14. 急変対応委員会
急変対応のスキル向上を図るために、院内研修の機会を提供する